新・後光がさしたよ

生きる喜び

ディスプレイカラーの罠

3/9-3/11で香港のアジアフィルムアワード2024に出席してきました。

有難いことに、「悪は存在しない」の編集でノミネートされまして。

とはいえ、「悪は存在しない」はダブルクレジットにはなっており、

少々複雑な事情があるのでトークイベントやインタビューで真実をね、

語らせていただきました。

ずーーーーっと気になっていたので、チョッとすっきりしました。

 

そして、一年越しにFacebookのメッセージのやり取りをしていた

編集者さんにもお会いできて、とてもよかったです。

香港楽しかった。

 

 

で、表題の件です。

これはAvidについてです。

709表示で色域を作ってもらったはずのDNxHDが

Avid MCを通すとどうやら明るすぎるという件にぶつかりました。

プロジェクト設定はデフォルトだったし、今までそんなことになった

(今までまさか気が付かなかったとか、、?)

ことはなかったので、今回調査しました。

ラッシュを見ている時に、監督が「こんなに明るかったんだ、、」と言っていたのですが、

私はMCを疑いもしなかった。大反省です。

今回はこういう画作りなのか、くらいに思っておりましたが、

編集ラッシュの時に撮影部さんとお話して、MCの設定を疑いました。

そーれーは、ここです。↓まじ、ここ。

ここのSource Monitor Color SpaceとRecord Monitor Color Space。

ここが709に設定されていないと全体がふわっと明るくなります。

こんな設定、あったのか、と。

Resolveでメタを見ようと思って読み込んだ時に全体的に締まった印象だったので、

これは、MCだな、と。

撮影部さんに頭が上がりません。

というか、技打ちも、ワークフローテストもちゃんとやらないとダメだなと

改めて思いました。

解決策が見つかってよかったです。掲示板大事。

 

 

 

Media Composer 情報更新

Media Composerの再生レスポンスの件で更新。

レスポンスが悪いのはてっきりキャッシュだと思っていたけど、

やっぱり調子が悪くてダウングレードなど試していました。

v2018まで戻してもやはり調子が悪かったのですが、

MAXONのプラグインを削除することで安定しました。

 

たまたまAvidのコミュニティ探っていたら出てきた情報で、

ハングアップ続きのユーザーがRED GIANTのプラグインを削除して

解決したという話がありました。

そこでMAXONの話もあって。

私は以前 Plural Eyesを使ってオーディオのシンクロをしていた時期がありました。

あの頃は4万円くらいするプラグインでしたが、

昨今もはや必要無くなったやつです。

なんとなく思い出して、MAXON経由でアンインストールをしたところ、

かなり安定してきました。

犯人はこいつだったか。。

 

Media Composerはソフトウェアはシンプルな割に、

意外と中身はデリケートにできているのかもしれません。

結局当面、バージョンは2018に戻したまま使います。

アプデかけるの面倒なんで。

 

 

2月まで耐えられるか ちょっと心配でした。

昨年の11月末からお蔭様で編集が続いており、

(年始は少し休めました)

現在もなお進行中です。

時に被ったりしながら、2月まで乗り越えられるんだろうかと心配していましたが、

なんとか乗り越えて今に至ります。

編集室に住んでるのかってくらい居ます。

 

今までに一緒に作品を作ったことがない

初めましての監督の仕事はなかなか新鮮で楽しかったです。

いつも自分で編集していたと言っていたので、

若干びびってましたが(色々あるんで、ね。)、

常に客観的で、話し合いも前向きに、気持ちよく編集できました。

 

で、これに関しては、テレビドラマだったので「尺」という悪魔がおりましてですね、

かなり苦しめられました。

ええ。許されるなら私も長くしたかったですよ。

とても素敵なんでね。本当に。。

そんな感じで、最近はドラマばかり繋いでいたので、

内容が映画になった時にまだ少しエンジンがかかっていないような

モヤっとした感じではあります。

人間なんでこういうのは許してもらうしかないんですけど。

 

最近、気づいたMedia Composerのことも書かねば。

私、恥ずかしながら知らなかったんですけど、

画のプレイバックキャッシュの設定についてです。

なんだか年明けから再生レスポンスが悪いなーと思ってたのですが、

誤魔化して生きてました。

うちの渾身のMac Studio M2が遅いなんて信じたくなかったんで。

で、画のプレイバックキャッシュの設定を変更したところ、

快適になりました。

何がどうなのか解析し尽くしていないので、

細かく設定してないのですが、

このビデオメモリーが最低設定になっていたのを最大値にしました。

Adobeはもちろんキャッシュの設定はしているのですが、

Media Composerはほぼデフォルトで使っていたのです。

恥ずかし。

 

 

 

千葉県出身なので落花生に合わせてスケジュールを調整します

最近は、映画の仕上げや次の準備などなどで

元気に奔走しています。

あと、落花生のおおまさりが収穫できたと連絡が来たので、

実家に帰ったりなどしてました。

落花生は旬です。

 

 

 

来る、第24回東京フィルメックスで「GIFT」が上映されます。

確か、11/23です。

「悪は存在しない」を観たあとだと、違いが観れて楽しいと思いますが

「悪は存在しない」の国内上映がまだという、ね。

でも、「GIFT」単体でもきっとなんじゃこりゃ感はあるので楽しいと思います。

石橋英子さんの音楽を聴きながら観られるという贅沢な上映です!

 

GIFT/特別招待作品 - 第24回「東京フィルメックス」

 

チケット取れるんかなぁ?

 

あと、また今月は招待制BARをやる気になりました。

2回目です。

前回は試験的にやったというのもあって結構雑多な感じになったのですが、

それはそれでとても楽しかったです。

私はかき氷作っておしゃべりしてただけの係でしたけども。

 

お店自体は広く無いので、

テーマを決めようと思っているのですが、それを考えるのがとても楽しいです。

こういう人たちを集めたらどんな話になるのかしら、とか、

聞きたいことがあるのよねー、という角度で考えてます。

メニューは、「うちのカレー」が出ます。

 

 

 

 

 

 

「悪は存在しない」と「GIFT」

少し時間が経ってしまいましたが、

「悪は存在しない」なんとヴェネチア銀獅子でした。

わお!すごい!!素晴らしいな!!

授賞式は日本時間の深夜だったのでPC前で見守っておりましたが、

3時すぎに寝落ちてました。

結局、翌日、目覚ましがわりにしている朝のニュースで知ると。

「あ、ニュースになっとる!」みたいな。

 

「悪は存在しない」と同じマテリアルで編集している「GIFT」も

10/18のドイツのゲント映画祭で石橋英子さんの音楽と共に上映が始まります。

ドイツ!

夏は「秋のドイツの上映について回ろう!そしてビールで乾杯だ!」

ぐらいに思っていたのに、映画の仕上げがあるので日本にいます。

でも、今進行中の仕上げもすごく楽しいので、分身が作れたらと心の底から思いました。

 

これね、本当に興味深い企画でした。

「GIFT」は音楽のためにある映画なのでサイレントです。

映画自体に音はありません。

なので、編集も音がない状態、そしてシナリオも読まない状態で始めました。

なんとなくそのほうが良いと思ったので。

 

シナリオを読んでいないので、

勝手に私の中で物語が出来上がっているんですよね。面白いことに。

後々、物語の展開や話している内容を知ってそのズレがすごかったです。

もし何も情報がない状態で素材をもらったとしても、

思考は物語を探そうとするのだなと痛感しました。

ただ、そこから脳みそを剥がすのがとてもとても大変なことでした。

物語に囚われるんですよね。

 

なんか春先のことを色々思い出すな。。

 

 

 

 

 

Media Composer アクティベートの件

久々にMCを使うとアクティベート作業が

控えめに言っても面倒くさいです。

 

Mac Studio とMBPを併用しているので、

Avid Link でアクティブにするPCを選び直さないといけないのです。

Adobeはそういうのを勝手にポップアップしてくれるので、

優しさがあるなと思ってます。

そもそも、Avidに優しさは求めちゃいけないような気もしますけど。

「オラー!このアプデをつかえー!」みたいなグイグイした印象がAvidです。

よくわからないけど、強引に引っ張ってくれているような、そうでもないような

そんなソフトウェアです。

そういう無骨なところも嫌いじゃないので、私は両方使ってます。

 

ということで、今回はMedia Composerを使います。

素材も揃ったので、仕込み始めまーす。

ええ。アシスタントは捕まりませんでした。。由々しき事態。

 

 

アプデの罠に引っかかる

9月になりました。今は絶賛ヴェネチア国際映画祭の真っ最中です。

昨日、「悪は存在しない」がコンペで上映されたばかりでした。

ヴェネチア行きたかった、、。借金してでも行きたかった。

勢いでは行けたのですが、

これから始まる案件のために時間を使うことにしました。

なんせ心配性なもので。

まぁでも、SNSや公式から上がってくるヴェネチアの日々を見てて、

参加された俳優さんたちもみんな楽しそうにしてて

よかったなと思いました。

そうそう、今回、「悪ーー」の編集はダブルクレジットなんです。

これには訳があるのですが、結構長い話なので、端折ります。

きっとどこかで話す機会があったりしそうなんで。(ないかもしれないけど。)

 

で、表題の件ですが、新しい編集が始まる前にセッティングしようと意気込んで

OSをVentura 13.5.1に、MCを22.10にアプデしました。

OSのアプデかけたら見たことないくらい大きいリンゴマークがが3回くらい出てきて、

失敗したかと思って震えました。(問題なかったです。)

 

アプデしたのは良いのですが、

そうしたらUltra Studio HD miniが認識しなくなってしまいました。

Desktop Videoでは認識しているのですが、

MCのHardware settingがグレーオフになってしまい、

原因に気がつくのに三時間くらいかかってしまいました。

前のバージョンではずっと繋がっていたのにという感じです。

 

それでですね、画像ちょい汚いんですけど、

Videoアウトのアイコンで設定し直して、ことなきを得ました。

最近Premiere続きだったのでこのあたりすっかり忘れていました。

恥ずかしい。

でも、まだ間に合うからOS入れ直そうかくらいに一瞬思ったので、

気がついてよかったです。

 

MCやらアプデしてモニターアウトがうまくいかなくなったら

ここあたりを見てみると良いと思います。