最近、編集後のDaVinci Resolveへのコンフォームが多いので
ちょっと気になったことのメモです。
オフラインの場合は大方ProResに変換されたものを使用しますが、
編集後は撮影後のマスターデータに差し替えます。
すんなりいくときもあれば、悪戦苦闘することもあります。
編集前のポイントは
・撮影後のマスターデータのフォルダ階層と変換後のProResデータのフォルダ階層を
なるべく合わせる
これがしてあると、編集準備がはかどります。
合わせられないようでしたら、共通のフォルダ名にまとめます。
日付が無難ですかね。
コンフォーム時のトラブルは、エディットのデータを読み込んだ後、
「リリンクさせようとしてもオフラインになっちまいます。」
ということです。
編集時はクリップが細かく大量にありますので、なるべくするっと合わせたい。
以前にもリール名は大事ですという文を書いた気がしますが、
まさにここで大活躍です。
daVinci Resolveでは、リール名の取得をマニュアルで行うと
プロジェクト全体で反映されてしまいます。
なので、マスターデータのフォルダ階層がバラバラですと、
編集時につけたリール名が意味をなしません。
例えば、⇩
このクリップは4階層あります。
しかし、他のクリップは⇩
2階層しかありません。
この場合、編集準備で[A_R_1].......で取得していたリール名を
DaVinci Resolve でも取得する設定をしても、
マスターデータ側のフォルダ階層がバラバラなので
リール名もバラバラになってしまいます。
[A_R_4]のリール名を取得するには
*/%R/%D
なのですが、
[A_R_1]のリール名を取得するのは
*/%R/%D/%D/%D
こういう感じです。
大事なことなので二回書きますが
DaVinci Resolveのプロジェクトで使える設定は一つだけです。
こうなったら、手動でフォルダを作って階層の数を合わせる必要があります。
と、いうことなので、
現場でのデータ管理はここまで知っている人にお願いできると
ポスプロの手間がなくなりますね。
「とりあえずバックアップが確実に取れてればいいです。
あとはこちらでなんとかします。」
と言ってしまいます。
しかーし!これではいかーん!と思うので、
みんながわかるように簡単な説明用PDFを用意します。
自分の身は自分で守る!!