先日、TOHOシネマズ 日本橋に行ってみました。
うろ覚えですけど、確か特別な音響があるんですよね。
吉永小百合の上品なポスターでオープン!って書いてあったのが
つい数ヶ月前の話。
平日の夜に立ち寄ったにも関わらず、すごく人が多いのは
ビジネス街に近いからでしょうか。
COREDO 日本橋っていう建物があって、
そこにコジャレたレストランとか本屋さんとか雑貨やさんとかが入っていて
駅直結なんですねー。
便利。
今はアートアクアリウム 2014という金魚の展示もやってるから
混んでたのかな。
あまり日本橋っておりないんですけど、意外と穴場なんじゃないでしょうかね。
平日にシネコン行きたくなったら、新宿より日本橋でいいかなー。
上映室は若干小さい気がしますが、ポインツもたまるしな。
これ重要。
で、なにしに行ったのかというと、「渇き。」を観てました。
「告白」より好きです。
中島監督の演出もく含めてですが、またも編集がすごく凝っているのです。
すごい細やか。計算ずくめ。
あー。
最近のアニメーションに近い印象ですね。
STUDIO4℃のアニメのような。
ちょっと古いですけど、「マインドゲーム」に似てると思いました。
もしくは、 ボンズの「スペース☆ダンディ」にも通ずるものがありますね。
むむ!要するに、湯浅政明さんの作品に似てると思うんです。
「渇き。」のはすごく暴力的なんですけど、
その湿気を笑いとばすような突き抜けたテンションを維持し続ける
ということろに面白さがあると思うんですよね。
あーでも画のコントラストは強いから湿気っぽさはあるな。
で、そのテンションが上記のアニメに似た部分があると思いまして。
登場人物はみんな狂ってますが、特に主人公の藤島(役所広司さん)が狂ってます。
最後の最後までそのテンションを保ったまま終わる、という。
で、この映画の全体像が編集がなせるところなのか、
脚本段階でどれだけの完成形態までの情報が盛り込まれてたのかが気になります。
編集の小池義幸さんに話を聞いてみたいですね。
どうだったんすか!どうだったんすか!って。
ずっと中島監督の作品を編集している人なのですね。
確実に編集パワーで出来上がっている映画だなと思いました。